富山市でマンション売却！査定の注意点とは？手数料に関する質問はお気軽に

複数の会社で査定を受ける

マンションの査定は、複数の不動産会社に依頼することが大切です。

マンションの査定方法や査定基準は、不動産会社によって異なります。また不動産会社によって得意分野やエリアも大きく違います。そのためマンションの査定価格は、不動産会社によって差があるのが一般的です。最大で数百万円の違いが起きるケースもあります。

査定価格に差が生じる以上、特定の不動産会社による査定結果のみを鵜呑みにするのはリスクが高いです。必ず複数社による査定を受け、比較検討をする必要があります。

正確な査定ができるよう書類や情報を整理しておく

マンションの査定を正確かつスムーズに進めるには、事前に書類や情報の整理が必要です。査定依頼に際して会社から伝えられる必須書類以外にも、以下の書類や情報が役立ちます。

• マンション分譲時のパンフレット
• マンションの間取り図
• 重要事項説明書
• インスペクション（瑕疵の有無などの調査）結果報告書
• 建設住宅性能評価

また以下のように、実際に住まないとわかりにくい情報も、査定額に影響を与える可能性が高いです。

• 周辺施設の充実具合などの利便性
• 街頭の有無や夜間の治安などの安全面

査定時期が影響を与える可能性もある

マンション市場は1～3月が繁忙期となります。4月の新生活に合わせ、この時期にマンションを購入する人が多いためです。

マンションの需要が高い頃に売却に出すことができれば、売れるチャンスが高くなります。したがって、繁忙期に近い時期に査定に出せば、高額査定が狙える可能性があるのです。

冬に入ってからの査定では、繁忙期の売却に間に合わない恐れがあります。10～11月頃が査定のねらい目です。

不動産会社による査定は無料

不動産会社に依頼して行う査定は、基本的に無料で行われます。これは不動産会社による査定が、営業活動の一環という性質を有するためです。

不動産会社は仲介による仲介手数料や、買い取った不動産の売却代金が売り上げになります。すなわち自社を利用してもらうことで、結果的に売り上げにつながるのです。

不動産会社を選ぶ際は、査定価格を1つの基準とするのが一般的です。

不動産鑑定士への依頼は有料

不動産の価値は、不動産鑑定士への依頼によっても算定できます。

不動産鑑定士は不動産鑑定を専門とする国家資格です。不動産鑑定士による鑑定結果は非常に信頼性が高く、税務署や裁判所における証拠としても利用できます。ただし不動産鑑定士による評価は有料で、費用は数十万円と高額です。

なお不動産鑑定士による価値算定は、不動産会社の無料査定に対する「有料査定」と表現されることもあります。しかし正式には鑑定と呼ばれるものであり、査定とは異なります。

査定価格が異なる理由

不動産会社による無料査定と、不動産鑑定士による有料の鑑定では、算定される価格が異なるケースが珍しくありません。一般的に無料査定は高め、鑑定は低めに算出される傾向です。

不動産鑑定士による結果が低めの理由は、不測の損害による不利益を防ぐためです。不動産鑑定士による鑑定結果は、信頼できる適正価格として活用されます。鑑定結果から得られる売却代金を考え、細かな資金計画を立てるケースも少なくありません。

鑑定価格よりも安い価格で売却されてしまうと、資金計画が大きく狂ってしまいます。結果として大きな損害を受けてしまう恐れもあるのです。

不動産鑑定士は高い信頼性があるからこそ、売却代金として不動産価値を評価する場合、低めの金額を算定する傾向があります。